目覚める気持ち

2002年の5月。
私はある事実に気付いた。
カレと台湾人の女の子が別れたらしいってこと。
というか、台湾人の女の子に新しい彼氏ができてた。

それを知ったのは、もう学期末のテストが終わりかけの頃。
私は、それを知ってから、自分の気持ちを抑えられなくなっていた。
一生懸命封じ込めてたカレへの想い。
それが一気に爆発した。

カレはその8月には卒業して、
日本に帰国する予定になっていた。
あと3ヶ月・・・。最後の3ヶ月だけでも一緒にいたい。
そう思っていた。

カレは一人ではいれない人だから、
きっと誰か一緒にいれる女の子を探すだろう。
そう思ってた。
事実、カレはその頃から私に電話してきて、
一緒にお昼を食べようとか誘ってきてくれていた。

やっぱりカレが好き。

カレとの時間が少しずつ増えていくごとに、
自分の気持ちを抑えられなくなっていた。

そんなある日、カレが一度、夜中の3時ごろに電話してきてた。
友達が泊まりにきてたのもあるし、
私は寝るとなかなか電話ごときじゃ起きないのもあって、
全然気付かないで、無視してた。
その電話に出ていれば、私とカレとの関係は、
何かしらの変化があったのかもしれない。

後悔は、後からするから後悔。
その時取ったその行動を、私はすごく後悔した。



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